特集01  メディア授業の経験について

2020年度のメディア授業の様子Multimedia Lecture

2020年度の授業はコロナ禍により、多くの授業がオンラインで実施されることになった。文化人類学の授業も例に漏れず、オンラインで授業が行われた。メディア授業にあたってはMicrosoftのteamsを利用して行われた(来年以降は利用されない模様)。

実際のteamsのメニュー画面

メディア授業になって学生としてはギリギリまで寝ていられたり、着替えなくてもいいということで楽にできるうえ、新鮮だったので前向きに取り組んでいたが、次第に対面授業の喧騒やレスポンスの速さが恋しくなった。とはいえ、文化人類学の授業は同時双方向の形式で少人数での開講だったのでオンラインの弊害を感じる場面は少なかった。急な変更にも関わらず授業の質を維持してくださった先生方には感謝している。以下はしっかりと着替えもして準備している授業前の先生の様子と楽な格好、姿勢で授業に臨むリアルな学生の対比の図になっている。

準備している授業前の先生の様子
楽な格好、姿勢で授業に臨む学生の様子

2021年度のメディア授業の様子Multimedia Lecture

2021年度は引き続きメディア授業と、対面授業の両方が実施されている。今年度はmoodleに加えてgoogle meet やgoogle classroomなどのgoogle系列のアプリケーションを用いて実施されている。メディア授業は、オンデマンド型と同時双方向型の2種類がある。オンデマンド型では動画配信、もしくは資料配布で授業を行う。同時双方向型ではgoogle meetを使い、授業時間に合わせて、オンラインで教員と生徒が顔を合わせる。

以下は、メディア授業を経験してみての先輩方のインタビューの概要である。

学部3年Aさん

オンラインと対面の割合

対面:オンライン=7:3

中でもオンデマンド:同時双方向=2:3

メディア授業受講環境

専修で利用している教室、または家で行う。あまり図書館やライフセンターは使わない。

メディア授業の利点

外に出なくてもいい、ギリギリまで寝ていられる、どこでも受けることができる。

メディア授業の弊害

ネット環境のトラブル、使用アプリケーションや提出先が様々でわかりにくい。

工夫している点

オンデマンドの授業は好きな時に、やる気があるタイミングで、溜めないように終わらせる。

アドバイス

オンデマンド型授業は、その日のうちに終わらせるように努力する。対面とオンラインの組み合わせを、シラバス確認のうえ上手く作る。

zoomを用いた同時双方向型授業の様子
zoomを用いた同時双方向型授業の様子

学部4年Bさん

オンラインと対面の割合

対面授業が10割(2021年度)

オンデマンド型:同時双方向型=4:6(2020年度)

メディア授業受講環境

基本的には家の自室やリビングなど、wi-fi環境が整った場所

メディア授業の利点

いつでも受講可能(オンデマンド型) 、止めながら視聴可能(同左) 、すぐに質問ができる(同時双方向型)

メディア授業の弊害

溜めると大変(オンデマンド型)、すぐに質問ができない(同左)、コミュニケーションが取りづらい(同時双方向型)、wi-fiの環境に苦戦(同左)

メディア授業での出来事

大学での受講時に、wi-fiの環境が悪く30分ほど止まってしまった。