千葉大学文化人類学研究会 第3回拡大研究会

日時場所:2024年7月9日、14:30-16:00、アカデミックリンクセンター「まなび」

講演者: 高野 さやか (中央大学総合政策学部准教授)

タイトル:法人類学の展開―慣習法研究、「法の生成」、条理

メダン(インドネシア)の地方裁判所

要旨:法の文化人類学研究はこれまで、条文の解釈や判例分析といったいわゆる実定法学のアプローチとは異なる視点から、社会との関係において法を論じることを試みてきた。本発表ではまず、慣習法研究から法多元主義と至る法人類学の展開を整理し、その課題を指摘する。そのうえで、インドネシアの慣習法、および日本の条理の概念を事例として、「法の生成」の人類学の可能性について論じる。また、現在進行中の法と宗教をめぐるプロジェクトの途中経過についても報告する。

講演者(マンチェスター、イギリスにて)
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