【期間】
2020年9月~10月
【調査実習の場所】
調査対象であるNPO団体が本拠地としている東京都新宿・池袋・浅草橋を中心に調査。
【テーマ】
ホームレスや生活困窮者(路上生活者だけでなく、広く生活に困っている人を含めて)について、中高年男性、女性、若者をそれぞれテーマとして調査。
【調査地・テーマ決めについて】
例年のように遠方に宿泊しての調査を行うことが難しい状況であったため、担当教授の助言を受け、ホームレスや生活困窮者に対する支援を行っているNPO団体を調査することに決めた。
それぞれのテーマについては、授業や事前調査の段階でそれぞれが興味を持った対象に決めた。
【事前準備で一番苦労したこと】
授業がオンラインで行われ直接生徒同士で会う機会があまりなかったため、相談や連絡を円滑に行うことが難しかった。
また、調査をどのように進めるのか、本当に調査が行えるのかという不安が大きかった。
【調査実習中に印象に残ったこと】
今年はインタビューを行えるか不安もあったため、できると分かったときは安心した。団体のボランティアに参加した時も、周りの方々がとても親切に接してくださって、有難かった。ホームレスは路上生活者だけでは無いことを知り、炊き出しや夜回りに参加するなかで、そういう人々を実際に目にしたことが印象に残っている。
【インタビューの感想、インフォーマントとの関係づくりで工夫したこと】
インタビューに思ったよりも快く答えてくださり、自分の取り組んでいることについて話すことは楽しいことなのかなと思った。NPO法人のスタッフの方にインタビューをしたとき、その団体のスタッフとして伝えたいことをポイントに絞って伝えてくださり、重要なお話が聞けたと思っている。関係づくりについては、できるだけその人が経験してきたことを聞くように工夫したり、ボランティアなどの取り組みに積極的に参加したりして、関係性を築いた。インフォーマントの活動が年末に忙しくなることもあり、そういった事情を把握して気を遣うようにした。
【コロナの影響で大変だったこと、困ったこと】
オンラインで孤独感が募り、お互いの連絡が取りにくく不安だった。インフォーマントとの連絡も例年通りにはいかず、不安なことが多かった。色々なボランティアに参加しようと思ったが、感染症対策で募集を停止しているところが多く、困った。