2016年8月31日から9月4日にかけ行われた調査実習について報告します。
今回の調査は千葉県南房総市千倉において、農業・漁業・外国人実習生の3つのテーマを班に分かれて行いました。以下は実習を終えた学生にインタビューしたものです。
○調査地、テーマの決め方
みんなでそれぞれ意見を出し合ったのちに、その妥当性を見極めていきました。そのうちにCOC事業に参加してみよう、ということになり、その中から南房総市の千倉に決まりました。
○アポイントの取り方、インフォーマントとのコンタクトの取り方
事前に行われた予備調査で千倉に訪れたときに出会った人や、連絡を取り、返事を頂けた人にインフォーマントになっていただきました。小売店や定食屋に立ち寄った際に現地の人に紹介してもらうこともありました。
○事前準備について
2度の予備調査を踏まえて先行研究のリストを作ったり、質問項目を考えたりしました。宿泊先はギリギリまで見つからず、大変でした。
また、追加調査として、農業班は実習時に撮影できなかった写真を撮影しに行くなど随時行いました。
○実習で印象に残っていること
大変だったことはインフォーマント探しと、調査のためにたくさん歩いたことです。漁業班では早朝の調査のために野宿をしました。外国人実習生の班ではインフォーマントに突撃訪問をして成功したことが印象に残っています。
○インタビューをしてみての感想
とにかく緊張しました。考えてきた質問を会話の流れの中で自然に聞くのが難しかったです。うまく話が伝わらず、なかなか返答を得られないこともありました。
○調査以外での交流
実習にいったみんなでご飯を作るなどして、関係を深めることができました。漁業班はインフォーマントからサザエなどを頂くことができ、みんなで食べました。楽しかったです。
○報告書のまとめ方
インタビューをテープ起こししたもの、実習時に毎日結果をまとめていたものを利用し、まとめていきます。3つのテーマをひとつの理論に基づいて報告書にできれば、と考えています。
__________ありがとうございました。
なお、この実習は「房州千倉のパッチワーク-潮と土に生きる人々の実践-」として調査報告書になっています。